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看板のない居酒屋

評価:
岡村 佳明
現代書林
¥ 1,470
(2013-03-02)
Amazonランキング: 2858位

"おふくろはいつもこう言ってました。「また来たいと思ってもらえたのか。喜んで帰ってもらえたのか。もう来ないと思われたのか。どんな気持ちで帰ってくれたか。−それが大事なんだよ」"ー本文から抜粋

この本は読みやすい。難解さがないとかそういう意味ではなく、写真の挟み方とか、その色合いとか、行間が絶妙に読みやすかったり、章のはじまりに小話(間接暗示)を入れたりとか、読み手のことを考えて作られてるようで気になる。やとすると、お客さん(=読者)に喜んでもらうために、工夫を凝らした結果と解釈できんこともない。そこまで考えられてるかは置いといて、兎角読みやすい。

著者はおふくろさんから店を引き継ぎ、岡むら浪漫グループとして拡大させた岡村佳明さん。30代後半までバリバリのサーファーだったらしく、やさしい文面に込められた体育会系の負けん気が伝わってくる。

飲食店を、しかも居酒屋を経営するにあたって、広告を打たず口コミのみで宣伝するとか、俺にはできんなー。この人は自分のおふくろさんがそれを体現してた様子を見ていた"実体験"があるからこそ、覚悟を持って踏み切れた(その過程では悩んだだろうが)んやと思うな。先人は偉大やな。

これは集中と選択がうまく機能した結果で、新規顧客の獲得のための戦略を練り、それを実行する工数を全部既存客への対応(=投資)に回せるしで従業員は余計なこと考える必要なく全員のベクトルがそろう。アウディはディーラーでタイヤホイールを無償で磨いてくれるらしいんやけど、それはピカピカのホイールを付けたアウディ車自体が宣伝になるって発想から。これも既存客に投資している例。

人と違うことをやるにしても、ちゃんと商売の原理原則に沿って最終的に消費者に選択されるサービスを提供するのが大事やね。

これは少し逸れるけど、新庄は大リーグ時代、現地のタクシーを利用するときは通常の5倍レベルのチップを払ってたんやと。そしてチップを渡す時に必ず言う言葉が「次に来る日本人をよろしくね」。ちょっと感動したもん。ビジネスでも、このくらい大きな展望を持って取り組まないかん。今この瞬間を未来にどのようにつなげるかを明確にイメージする力ってのは、ニーズをつかむことと同じくらい、大切なこと。自分から世界を変えるのって、ニーズをつかむのとは反対のベクトルなのかも。
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