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セルジオ・ジーマン
ダイヤモンド社
¥ 2,100
(2005-09-15)
Amazonランキング:
195061位
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"Renovate before you innovate"が原題。
邦題からはわかりにくい。というか判別不可能でしょ。採用したの誰?
リノーベーションというと、建物を改築・増設したりすること(≒リフォーム)を思い浮かべたけど、事業のリノベーションをテーマに、航空会社、カード会社、飲料メーカなどで実際に採用されたリノベーションを紹介。
新しいこと(新事業)をやるとき、まったく新しい分野に進出する企業は多い。
ソフトバンクのエネルギー市場に参入は好例。(もともとソフトバンクはなんでもやる会社ですが)
でも、新しい分野で成功する企業はほんの一握り。
昔、コカコーラがエビの養殖に手を出したことがあったらしい。
でも誰からも必要とされず、認知すらされることなく撤退を余儀なくされたんだと。
はじめて聞いたんやけど、英語でこういう表現があるらしい。
Core competency(コア・コンピテンシー) 自分が出来ること
Core essence(コア・エッセンス) 人にやって欲しいこと
新しい事業を考えるときには、人は自分(自社)が出来ることから考えてしまう傾向があるという。
だから顧客がやって欲しいと思っていることを見落として、市場から求められてもいないモノ・サービスを次々と市場に送り込み、そして失敗する。
なるほどー。と思ったのは、コーラとペプシの例。
片方が新しい味を出すと、もう片方も追随する。でも、人気そこそこに結局定着しなくって、どちらも販売中止。ゼロサムゲームを繰り返すためだけに、多大の費用をかけて広告を打つ。
Core competency < Core essence
これ、忘れんようにしとこ。